紫外線対策
このところ女性のお客様がお1人で釣船に乗る機会が増え、また、会社をサボッて釣りに来て頂き、
「あまり黒くなると釣りに来たのがバレちゃうから・・・・・」と日焼けを気にすることが多いですネ。
ところが船の上は紫外線がいっぱい。日本では、紫外線は3月頃から増えはじめ、6.7.8月ピークを
迎えます。もちろん冬でもピーク時の約3分の1は存在しています。特に3.4月などは、まだ暑くないからと
いって油断は禁物です。特に春から夏は1年のうちで最も強い時期です。
また午前10時から午後2時までの間が紫外線が一番多い時間帯です。
紫外線(UV)は、太陽光線の1種です。波長の長いものからUVA、UVB、UVCと分けられます。UVBの一部とUVCは
オゾン層で吸収されて地上には到達しないため、UVAとUVBを防止することが大切です。
UVBは、短い時間で肌にサンバーン(日焼けによる炎症反応)を起こさせ、そのあと数日後に肌にサンタン(色素沈着反応)を
起こさせる作用があります。また、くりかえし浴びることにより、しみやしわなどの皮膚老化の原因になります。
UVAは、表皮にあるメラニン色素を濃色にさせ、肌を黒くさせる作用があります。また、肌の深いところ(真皮)にまで侵入して、
肌のハリや弾力を失わせる原因にもなります。
一番の対策は麦わら帽子。つばが大きく顔と頭を紫外線から守ります。
また、タオルを帽子の中からかけて、顔を隠したりしています。
でも、海の上では上からの紫外線だけでは無く、海面の反射も多いので、
やっぱりサンスクリーン(日焼け止め)を塗るのが一番です。
このところ三喜丸でも、男性のお客様も塗っていますが、サンスクリーン剤は紫外線を吸収
もしくは散乱させることで皮膚へ到達する紫外線を減少させます。
続いて塗り方ですが、膜を作るように塗ります。また、白くなってかっこ悪いと少ない量を塗るのは
効果がありません。またスキンケア製品のように皮膚へ塗り込んでマッサージしないようにして下さい.。
マッサージしても効果はありません。先日のテレビでは、手で伸ばすのではなく、パンパンと皮膚に乗せるのが
一番効果があるようです。三喜丸で船長を見て、顔をパンパンと叩いていても、決して眠いのではなく、サンスクリーンを
塗っているのかナ????。
また、サンスクリーンの防止効果にSPF(サン・プロテクション・ファクター)やPEの表示があります。
SPFはUVBの防止効果を表しています。たとえば、SPF15・SPF30のような数値が記載され、数値が大きいほうが
防止効果は高くなります。 SPF50+などの製品を塗り放置するより,小まめに塗り直した方が効果があります。
またPA(プロテクション・グレード・オブ・UVA)は紫外線の防止効果を表しています。PA+ (効果がある)
PA++ (かなり効果がある)  PA+++ (非常に効果がある)のいずれかで表示され、+が多いほどUVAの防止効果は高くなります。
でも、帰宅後はたっぷりの水分補給をして、綺麗におとしましょう。
自分もこの頃、塗っていますが、あんまり遅すぎてあまり効果が無いかな・・・・・・。