釣果に差が出る潮の見方

「潮が効いて、絶好調だったね」「今日は全く潮が効かなくて・・・・」。1日の釣果は潮によって、まったく変わってしまいますね。
そもそも潮って???。どうして??

潮の干満

地球は太陽の回りを自転しながら公転しています。そして常に太陽と月の引力の影響を受けています。
特に月の引力は顕著で地球を取り巻く海は大きな影響を受け、地球の中心と月を結んだ方向の海面が
最大になります。これを満潮といいます。また地球の中心と月を結んだ方向の90度の位置関係にある
海面は月の引力の影響が最小になり。潮位も最小になります。これを干潮といいます。
この潮の上下を潮汐といい、普通1日に2回、おおよそ12時間の間隔で干満を繰り返しています。
(まれに、時間のずれで次の日にずれ込むことがあります)


潮時と潮回り

大潮  満月と新月の前後にくる潮、月、太陽の引力の影響を最大に受け、もっとも干満の差が大きく
     船長が「今日の潮は良いね〜、良く流れてる」という日ですね。また、釣れれば潮が良かったと船長は言いますが
     「参った、潮が速すぎた〜」なんと、いう事もありますね。でも、スミイカ等、流し釣りには一番釣れる可能性が高い
     潮回りです。
中潮  大潮と小潮の間の潮です。大潮に次いで干満の差が大きく比較的に良く潮が動きます。
小潮  大潮とは対照的に緩慢の差が小さく、あまり動かない潮です。
長潮  干満の差が一段と少なくなり、まったく動かない潮です。
若潮  長潮の次の日の潮で、再び、潮が若返ることから若潮と言います。比較的に潮も良く動き、結構マダイ等も
     良く食いますし、全般にお勧めかな。

でも、潮は風、地形等の影響を受け易く、潮時表どおりにはいかない場合が多々あります。東京湾では、久里浜沖までは
潮時表の時間でおおよそ動きますが、保田沖から館山、また下浦から剣崎沖などは、沖の潮の影響を受けますので、
ご注意して下さい。また、潮が北から南に動く潮の場合、風向きが北なら、トモ(船の船尾)が有利ですが、
潮が同じく、北から南で、風向きが南ならば、ミヨシ(船の船首)の方が有利です。天気予報等も加味して予想して下さい。
三喜丸のホームページで、潮が真っ青で抜群の潮などと良く書いてありますが、その場合は大島からの真潮(黒潮)が入り、
館山方面からの潮が速い場合などがあります。毎日のホームページの確認が一番かな。